居酒屋「魚BAR一歩」では、FISH & SAKEという中でお客様にとって充実した時間を提供してまいります。
東京では恵比寿、麻布十番に、仙台では一番町にお店がございます。
仕事帰りの一人飲みなどに美味しい海鮮、魚料理を日本酒とお楽しみください。
店舗情報はこちらから。
2004年に私は脱サラし、念願かなって居酒屋を開くことができた1店舗目が恵比寿店。
限られた資金の中、恵比寿に、木造二階建て、元スナックの、半年以上空きテナントになっていた物件を見つけた。
道路に面した狭い階段を上ると、幅60センチの大きいカウンターのある13坪の小さな物件だった。
そこを2ヶ月かけてDIYで改造して、当時アメリカにいた弟を呼び戻し、店を開いた。
その頃、店の前の通りは暗くて人通りが少なく、また世の中は焼酎とジンギスカンブーム。
友人から危ないのではと言われていた。
友人の懸念通り最初の1、2年は閑古鳥が鳴き、周りの繁盛店を眺めながら惨めな思いをしたものである。
今では多くのお客様とも出会い、10年以上も営業させてもらっている。
ここが我々のスタート地点である。
リーマンショックや東北の震災を経て、2012年にようやく二店目を出すことができた。
大きすぎず小さすぎず、文化度も高そうな街として麻布十番で物件探しをしたところ、オープンキッチンを囲むカウンターがある、元フランス料理店の物件を見つけ、
カウンター商売に魅力を感じていた私はすぐに飛びついた。
しかし、この物件はマンション3階の一室。
果たしてお客さんはこんな怪しい店の扉を開けるだろうかと危惧された。
案の定、またしても最初の1、2年は閑古鳥が鳴き、物件の怪しさを恨みもしたが、現在は港区の下町であり、外国の大使館も集まるこの街に溶け込もうとしている。
2016年、3店目を出そうと人探しをしていたところ、私の故郷である仙台の親友が一緒にやってくれるという。
人手不足が囁かれる中、信頼できる人材は最大の資産である。
3店目を仙台に出すことはアリだと思われた。
仙台の物件を物色する中、元寿司店の物件と出会った。
やはりキッチンの前にカウンターがあり、これまでの魚BAR一歩の風景が思い浮かび、すぐに食いついた。
しかし、大通りに面してはいるもののビルの地下で、繁華街の国分町からは離れており、駅に近いと思ったものの実際は駅前エリアとは思われていない場所だった。
出店場所の難しさを、懲りずに味わっている。
2年目の現在、お客さんをつけようと日々努力しており、近い将来、繁盛店の仲間入りすることを目標に頑張っている。