休暇

日頃のご愛顧ありがとうございます。店主の高野です。
まもなくゴールデンウィークを迎え、初夏となり、レジャーを楽しむのにワクワクする季節なのを世の中そんな雰囲気で無くなって残念と思いますが、一足先にわれわれ魚BAR一歩は休みに入らせていただくことになりました。昨年の休みよりは短くなるものの、今回はとりあえず17日間とサラリーマンよりは長いと考えてよろしいのでしょうか。個人的には何をして過ごそうか、有意義な休みにしたいと思っております。
今回の緊急事態宣言での、店をやるかやらないかの経営判断はかなり難しいものでした。同業の経営者もギリギリまで悩んでいるのではないでしょうか。
今回は、飲み屋は休業要請、酒を出さなくても8時までの時短要請ということで、我々としては酒を出さないなら休む、酒を出すなら通常営業に戻す、言い換えれば、休むなら協力金をもらう、やるなら協力金を捨てるという2択だったと思いますが、結論から言って休む方が無難だという判断に至りました。
個人的に、人の幸福を追求する上でコロナの感染者数を抑え込むということが最優先課題だとは信じてないという立場でのお話なのですが、去年と明らかに違うのは、今年はやればお客さんが来ると見込め、また従業員に仕事を与えず休みを与えたところで普通の長期休暇のように有意義な過ごし方も出来ず、精神的に怠け者になってしまうのではないかと懸念するところです。一方、営業を継続したところで、最近のチェック厳しい役所からすかさず罰金をちらつかされて、営業を辞めさせられ、協力金も取りっぱぐれるという最悪シナリオ、まだ支給されてない協力金、申請も開始されてない協力金に対しても影響が及ぶのではないかという恐れ、営業継続することで受ける自粛警察の方達からのクレームによるストレス、などマイナス要素の方が大きいだろうと考えました。
年内はずっと通常営業できない可能性はあるだろうとは覚悟していましたが、再び店を閉じることや、仙台では8日間しか営業してない前年売上高を今年は割ろうとしているなど、自分の予想は甘かったと思い知らされております。
この1年間ずっとでしたが、3週間仕事しなくても食っていけるだけのお金を与えられることについては、商売人になるために脱サラした身としては、施しにすがる気持ちや、餌付けで手名付けられて、よくいうことを聞く物分かりのいい奴になったなあという気持ちを拭うことはできません。
再開した際には、全開モードとはならないと思いますが、いつかそうなる時のための体制を維持するためにささやかに再び灯を点し始めたいのでよろしくお願いします。
また、仙台店は8時までの時短モードではありますが、やはり細々と営業を続けているのでよろしくお願いします。