元気の連鎖
日頃のご愛顧ありがとうございます。店主の高野です。東京では桜も終わり、現在、仙台では満開らしく、今年は両方の桜を満喫してやろうと思ってましたが、宮城県にはマンボウという聴き慣れない緊急事態宣言とは違うらしいもの
が発令され、4月5日から8時までの時短営業をする事になったので、仙台店長の鉄矢に、今月は1人体制で回すから仙台に戻ってこなくて良いと言われたので、今年は仙台の桜は見ることはなくなりました。今年の東京のパターンで言えば、桜と新緑がほぼ同時の勢いなので、次仙台に帰る頃には、時々手伝うお袋の庭は草木も生えまくって、新緑の芽吹きを見ることもないかもしれません。
昨今のコロナ禍の状況を東京と仙台を比較すると、すっかり外出自粛に疲れたのか、普通に人が出てる東京と、人口あたり感染者数がトップに立った宮城県の静まりかえっぷりが対照的に見えます。
そんな中、先日、恵比寿で働いていたら、この春から大阪から横浜に転勤になったバイトOBの八木拓也がやって来ました。突然の訪問だったので、締め作業のバタバタでろくに会話もできなかったので、店を閉めてから他の店に行き、当時、彼と仲良かった他のバイトOB佐田雄太郎を呼び出してみんなで近況報告をしました。終電ギリギリで電車に乗ったつもりでしたが、私は乗り換えに間に合わず目黒から歩いて帰りました。権之助坂を下っていたところ、うちの社員OB今野豊のところで働いてる他の社員OB井上幸太が向こうからやってきて「あにき!」と呼ぶので、「なんだ、お前らも時短してないなら、お前んところに寄ってくわ」と言って、3時まで飲んでしまいました。うちを辞めた井上は今野のところでうちよりも生き生きと働いていました。そして、家にたどり着くと、私が来たことを報告を受けた今野が電話してきて、明日うちの店にくると言ってきました。次の日、二日酔い状態の私は、今野の時短要請に応じてない店がいかに売り上げを作れるかの話を聞き、このコロナ禍の中、いかにあらゆるビジネスに手を伸ばし今後大きくしていくかの話を聞き、相変わらず勢い良いけど足元すくわれないだろうな心配になりますが、しかしすくわれるならもうとっくにすくわれてるだろうから大丈夫なんだろうと思いました。
そして、あけて本日、うちの現役従業員黒木俊穂が属している劇団男魂(メンソウル)の第21回公演を見に行きました。このコロナ禍、散々問題視されたものの一つの演劇ですが、彼らもアーチストの意地を見せて、感染防止対策に奔走し、補助金を申請しながらの一年以上ぶりの公演でしたが、相変わらず目頭熱くなる良い舞台でした。個人的には5回目くらいのメンソウルでしたが、毎度胸が熱くなる上に、今までよりも客席で泣いてる人が多いようにも感じました。
劇団主催の杉本氏の脚本演出はとてもまっすぐで、効果的で、人の心を打つセオリーを確立してるように感じます。
うちのスタッフ、常連のお客さんも見に行ってくれて、これだけ動員すれば黒木ももうそろそろ主役をさせてもらえるのではないかと期待しております。
舞台の余韻残る、最後のキャストの挨拶ではメンソウルのメンバーが誇らしげに胸張ってステージに立ってて、とてもカッコよく、そして感動しました。本人たちもこのコロナ禍に公演を実現できて感無量でしょう。
とりあえず、私はこの身内との触れ合いの連鎖で元気を頂いております。
写真は今回の公演のフライヤーですが、もっと早く宣伝しろよと言われるかもですが、今日が最終公演でした。