大塚昌美

大塚昌美は恵比寿のジンギスカン屋で店長を勤めていたが、ある年の年末に「店を辞めるらしいぜ」という話を聞いてすかさずスカウトに走った。

彼女の妹もその店で働いており、その姉妹が切り盛りするその店には常連客がよく集っていた。そのうちの1人が我々のお客さんでもあったのである。

大塚は妹やお客さんの面倒見もよく姉御肌のタイプだ。ずいぶん若い時にお母さんをなくし、妹の母親代わりにもなったのかもしれない、現在は病気した親父さんの世話をしながらうちで働いてもらっている。

通勤距離もうちでは一番遠く、毎日、三鷹からやってきて始発で帰っていく。時には寝過ごすらしいが、家については家事をやって親父さんのご飯を用意して、また店にやってくる。こんな頑張り屋の大塚には、経営者として報いてあげたいと思うのであるが、とりあえず飲食店大ベテランである彼女にとっても働き甲斐のある職場でありたいと思っている。


写真は大塚姉妹

右が大塚、左が妹