麻布店の営業再開のお知らせ

日頃のご愛顧ありがとうございます、店主の高野です。

はやくもゴールデンウィークになり、気温もぐんぐん高くなり、汗ばむような日も出てきました。このコロナ禍の中でも季節が進むのは止まりません。
我々も恵比寿店と仙台店は4月8日から休業しております。また麻布十番店は4月9日から休業しておりましたが、4月29日から昼から夜8時までの営業時間で再開しました。
行政から外出も営業も自粛しろと言われてるこのご時世に、非常識だと考える方もいるかと思いますが、我々としては少しでも固定費の足しにしたいことと、この三週間店を閉め続けて商売人として敗北感を感じてる中、魚BAR一歩Fish&Sakeを歌ってる店として、本来の形ではありませんが、どんな形でも看板を点けたいという気持ちで再開した格好です。
これまでを振り返ると、4月7日昼間の総理大臣の次の日に緊急事態宣言を出すという会見を聞いた分には、飲食業としては現状維持なんだなと安心しておりましたが、その夜の東京都知事の会見では一転して強制ではないが自粛してくれと、実質ロックダウンの雰囲気が漂い、同業者同士でお互いどうするんだ?と情報が飛び交い、営業を続ければ非国民扱いされそうだと、私としても匙を投げた形であります。
次の日、私の母が「お前、どうするんだ?」と電話して来たので、「やめるよ」と答えたら、一瞬沈黙があるような感じで「まあしょうがないわな」と、なんか寂しそうに感じました。昔、うちの親父が癌で病床についている時に実家に帰っていたら、恵比寿のあの急な階段をお客さんが落ちたと、電話で従業員から報告を受けて焦っていると、親父が「お前も大変だな」とポツリといい、しかしそこには社会人として一人前に対応している、お前も大人になったなと認めてくれたという風に感じましたが、今回のお袋の反応は、逆に息子が店を閉めることでしょぼくれている姿を見て、親として不憫に感じさせてしまったように思いました。
我々としましても、社会人として世の中を乱すような行動をするつもりはありませんが、行政から許された範囲内の形で営業を再開するつもりです。営業スタッフは経営陣の1人である私の弟ヒデキと、一部の社員が交代で1人ずつと、最小限の形で行なっていきます。今回の営業再開の判断は、経営者として会社を守るための行動とご理解していただければと思います。