年末の挨拶

日頃のご愛顧ありがとうございます。店主の高野です。

今年もおかげさまで無事に営業を終わることができました。ついこないだ同じような挨拶をさせていただいたような気もしますが、早くもまた一年経ち、商売を始めてから毎年毎年、年末になると、うちの店を愛してくれるお客さんに支えられてここまでやって来れたと、改めて感じさせられております。

同時に、毎年毎年、一年を振り返り、我々の店は理想の店に近づけているか、今年は少しでも進化することができたのだろうか?と反省も絶えることはありません。

毎日、お客さんがうちの店から帰る時に、駅に向かう道で、あの店気が利かないよね、料理が出て来るの遅かったよね、あの味付けがイマイチだったよね、食器が汚れていたよね、席が狭かったよね、タバコの煙がすごかったよね、窓のサッシに埃がたまってたよね、などなど不満を言っているのではないか?と緊張感を失わないつもりですが、ミスのない完璧な店舗運営を目指すと言うよりは、さまざまなミスを起こしても、お客さんとのコミュニケーションでストレスなく楽しく滞在してもらえる店を目指しております。

できることなら、うちの店を出てから、あの店は美味しかったよね、とか、あの店員はイカしてたよね、とか褒められるよりも、我々が提供したいものは、うちの店で飲んだ後に、カップルなら、帰り道にお互いに愛しい気持ちを思いながら、反対方向の電車に乗るのを名残惜しい思いで見送ったり、会社の上司と部下なら、上司はその日のイライラの気持ちを切り替え笑って家に帰り、部下も気持ちを切り替え明日に向かって前向きにやっていこうと思い、友達同士なら、しこたま飲んだ後に、あいつもなかなか頑張ってるな、俺も負けてられねえな、などという気持ちで帰らせることができるなら、そういう気持ちになるような空間と時間を提供することができたのなら、我々は「俺たちもなかなか良い仕事をしたな」と充実感を感じれるものです。

理想の店に到達するにはまだまだ道半ばです。来年も頑張りますので、引き続きご愛顧よろしくお願いします。

さて、今年は3月から私の同級生の高橋いずみ、7月から中華料理人の廣川真人、バイトのカイセイが連れてきた同級生ソウイチロウがメンバーとして加わり、事故で怪我した川口由夏、肺気腫になったタップダンサー藤井雅司、二本も舞台に出た黒木俊穂などの穴埋めをしながら一年を乗り越えてきました。ついに社員化に成功した伊藤健太に大きく責任を与え、麻布店長の大塚昌美、社内一几帳面な井上幸太が安定感ある屋台骨となりなんとか東京は前年を上回ることができました。これも弟の高野ヒデキ率いる東京のスタッフの頑張りと、食べログに加盟した効果の賜物です。来年は、本業が忙しくなり抜けた溜ユウコ、卒業して看護士になるモエ、マホの穴埋めをしなければなりませんが、チーム一致団結して臨んでいきたいと思います。

また、仙台店は2月に鈴木が辞め、そのまま人の補充ができないまま店長の鉄矢朋美には大きな負担をかけました。経営者としてやるべきことの半分もできませんでしたが、一つ手応えを感じたことがあるとすれば、経営者自らする仕事か?と言われそうですが、バイト依存となった仙台店の学生バイトを大きく成長させれたことではないでしょうか。もちろん人としても仕事としてもまだまだ未熟ではありますが、若者の可能性という絶対的なパワーを感じずにはいられませんでした。来年も引き続き採用活動を続けながらも、リュウ、タケヒロ、ケンタ、リュウノスケ、ソウマ、トシキ、ワタルの成長を期待したいと思います。

改めて、来年も引き続きご愛顧をお願いします。それでは皆さんも良いお年を。


写真は、年末の挨拶として魚BAR一歩を代表し、元従業員の安田と高野ヒデキ、大塚昌美