われわれの生活パターン


日頃のご愛顧ありがとうございます、店主の高野です。

先日、新年を迎えたばかりと思ったら、あっという間に1月も終盤となりました。どうせ今年もあっという間だろうな、という気持ちになっております。


午前3時まで営業している我々は、よくお客さんに、どういう生活してるの?不規則な生活にならない?などと聞かれますが、家庭がある、他の仕事を掛け持ちしているなど、人によりますが、基本的に普通の人と6時間ずれているという感じで答えてます。毎日これをルーチンとして生活してると、これはこれで規則正しい生活なんですよと答えています。

我々午前3時まで営業している店が、深夜12時までやってる同業者の仕事終わりに飲む場所になってるように、世の中には午前3時まで働く我々が飲みに行く場所が、多くはないですが、存在します。

昨日、麻布の店に入ったのですが、初めて一緒に働く25歳のナカガワミキがいました。噂で聞いてた通りなかなか仕事のできる飲食業のセンスが見られる子でしたが、本人は飲食なんてもうこりごりだと言って今にも足を洗ってやるという感じで、我々のレギュラースタッフへの勧誘も頑なに断っておりました。折しも、私の弟のヒデキも一緒に働いていたので、店を閉めてから3人で朝6時まで営業しているラーメンタクミに飲みに行きました。そこで熱く魚BAR一歩の経営哲学を語っていたところ、たまにうちにもやってくるイングウェイマルムスティーン似の洋食料理人のお客さんがやってきて、カンタベリー系ベビーメタルと言われる音楽談義に花を咲かせてしまったら、朝の6時を過ぎてしまいました。

ここで重要なのは、普通の人と6時間ずれしている我々からすれば普通の人の夜12時まで飲んでしまった、という感じなのです。

ただ現実は、本当に夜の12時の電車ならみんなで酒臭い息を吐きながら帰るのですが、朝6時の地下鉄には東京都心特有の、賢そうな顔した、高そうな制服を着た小学生の通学列車状態になっていて、このおじさん酒臭いねと白い目で見られているのではないかと、肩身の狭い思いを拭うことはできません。

私と弟は同じ場所のマンションに住んでるのですが、目の前からやってくる登校中の子供に「おー、マーちゃん!(アクセントはフラット)」と声をかけられ、ふと見るとニコニコ笑ってる甥っ子で、先に帰った弟は家に着いたか?と聞いたら、笑顔で、酔っ払って帰って着たよ!と答え、こいつはなかなか物分かりのいい飲み屋のせがれになってきたなあと、心強く思えました。このブラックな飲食業界への偏見を持つことのない、物事を公平に見る大人になって行くのではないかと期待が高まります。

まあ、これが我々の生活といったところです。