あんこう鍋


日頃のご愛顧ありがとうございます。店主の高野です。

仙台ではイチョウの葉も落ちてしまって、一気に冬の景色になってしまいました。考えると、私の秋の原風景は仙台の秋が基準になってるのだろうなあと、改めて思いました。

杜の都仙台と言われますが、仙台の街の大通りには並木があり、紅葉の季節、落ち葉の季節になると、車の通行量の多い大通りにも当たり前にカサカサの落ち葉があって、歩いてる時の踏みしめる感じ、落ち葉の香りが感じられ、幼心にこれが秋なんだと植えつけられてたように思います。

我々の店のメニューでも鍋が始まりましたが、うちの定番鍋メニューはオープン来、あんこう鍋です。魚BARと歌ってる以上、鍋は海鮮系であるべきと思っていましたが、なぜあんこう鍋にしたかというと、サラリーマン時代に食べたあんこう鍋が美味しかったことがあるでしょう。いろんなあんこう鍋を食べたところ、あんこうはやはりあん肝が味の要だと感じ、うちのあんこう鍋はあん肝がスープに溶かしてあります。

この原点は、月島の名店、ホテイサンという店の鍋がモデルになっていますが、この店の鍋は、上に大量な叩いたあん肝が乗っておりますが、うちは最初から味噌と練りこんでいるので、見た目は違います。なのでスープにたっぷりあん肝が入っているので、トッピングにあん肝はありません。

いろいろレシピの修正は行なっているものの、基本的なレシピはオープン来変わっておりません。

トリビアになりますが、うちの店で初めてあんこう鍋を頼んでくれた人は、格闘家の須藤元気氏で、当時、閑散とした恵比寿店に彼とその仲間たちがちょくちょくやってきてくれて、とても気持ちの良い人たちで、この人たちとても良い人たちだなあ、と思い返す、うちの店の初期の思い出です。

あと、私のこだわりで、よく鍋の注文って「一人前いくら、2人前から」というのがありますが、「だったら最初から2人前の値段かけよ!」と思っていたので、うちでは大、小と書いており、小なら1人でもいけますし、2人でならつまみ感覚で食べれる形式になっております。

あん肝が苦手じゃなければ、日本酒の良いアテになると思います。写真は小。